始まりの朝

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約束した時間ギリギリに着いた。 麗奈「おはよう♪」 龍「おはよう。」 麗奈「そろそろ電車来るから行こ!」 そう言うと、俺の手を引きながら走り出した。 無邪気だな…まぁ、麗奈らしいと言えばらしいか… ホームを駆け抜け、停車している電車に飛び乗った。 やはりというべきか、朝早いため、すいていた。 楽々4人席をゲットし、向かい合って座った。 麗奈「朝早いと電車もすいているね♪」 龍「あぁ。」 麗奈「旅行行くの初めてだから凄く楽しみ!」 龍「そうだな。しかし、いくら福引きの賞品だからって、仮にも一等なんだから、もうちょい綺麗なのにして欲しいな。 ボロい民宿ってのはひどいし、むごい。」 麗奈「まぁ、仕方ないよ。でも、きっと楽しくなると思うよ♪」 龍「だといいな。ところで、どれくらいで着くんだ?」 麗奈「3時間ぐらいだよ。後、一回乗り換えもするよ。」 龍「結構遠いな。3時間も電車に乗ってるのは退屈だぞ。」
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