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怖い。
阿部が般若みたいな顔している。
横目で水谷を見ると,神様にお祈りをしている。
俺...何か,腹痛くなって来た...
1人,考え事をしていたら,三橋と花井が話していた。
花井,マジ死ね。つーか死んでくれ。死ねなかったら,俺が殺してやるよ。っつか,DNA残さず,この世から消えてくれねーかな。いや,マジで。三橋と話せるなんていいご身分だな,ォイ。お前には百万年光年はえーよ。つか,ちけーょ。離れろよ。地球三周分。早い話,宇宙の彼方に飛んで行って,帰ってくんな。
「あ...阿部君!!!」
花井に呪いをかけていると,三橋に呼ばれた。
三橋の方を見ると...
ぐはぁ!!!!!!
何,その悩殺スマイル......!!
俺を,殺すつもりか,三橋......。
「何,移動教室??」
みんなの前では,冷静な顔をする。
「ぅん!!調理実習...なんだ!!!」
「クッキー作るんだぜ~。貰うのは,良いけど,作るのはな~...」
田島に聞いてねーよと,思いつつ,顔がにやけた。
三橋の...クッキー......??
...食いたい。
ついでに,三橋も...
妄想していると,チャイムがなった。
「じゃ......ば...バイバ,イ...阿部君。」
「あぁ。じゃあな。」
その後,張り切って授業を受ける阿部と,
部活中 三橋を追いかけ回す阿部が目撃された。
トイレに引きこもっていた花井は,みんなに
『第2の栄口』
と,呼ばれたらしい...
終われ
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