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尊敬。
と,いう感情ではなく,
恋愛感情という方が近い。
僕の恋。
「この頃田島の事しか考えられなくなってるんだ...」
昼休みの教室。
俺は思い切って阿部に話をしてみた。
「それってさ,恋なんじゃない??」
阿部が言った事に全然理解出来なかった。
俺が...??
田島に...??
「ありえねぇ!!まず,俺ら男同士だぜ!!」
「そうゆうのもあるんじゃない??」
阿部の言った事を否定しても,
俺が田島を見てドキドキするのは変わらない。
ヤッパリ...
恋なのか!!??
部活の時間。
田島を直視出来ない...
不自然に目をそらしてたら,田島に話しかけられた。
「...俺,何かした??」
田島は下を向いていた。
「いや,別に...」
田島が落ち込んでいるように見えたので,顔をのぞき込んだ。
すると,田島と目が合った。
「...やっと,目,合ったな。」
「...は??」
「久しぶりに目が合ったな!!」
そう言って笑いながら走っていった。
久しぶり目が合った。
ただ,それだけなのに喜ぶ田島。
「っっはぁああぁ~......。アイツ,マジで可愛すぎ...」
今日,俺は,
可愛い男に,
恋をした。
END
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