完璧なアリバイ

2/2
前へ
/26ページ
次へ
「竜之介、何か分かったの……?」 「さあな😒さっぱり分かんねぇ😱」 「そっか……😢」 「……心配すんなよ😒 何も分かって無いってのは嘘だ」 「えっ……じゃあ…分かったの?😢」 「とは言っても犯人が誰かもわかんねぇし、運転手も動いた奴はいないって言ってたし。 この地点で運転手と岬以外に完璧なアリバイが出来てる。😖」 「……なら運転手が……。😢」 「ば~か😒その間は誰が運転するんだよ」 「じゃ……じゃあ……。😢」 「言いたくないが今の所美波を殺せるのは岬しかいない……。😔」 「そんな……。」 「でもな……俺はあいつを信じてる。😉」 「……竜之介。」 「色々調べてみたんだが…今の所四つ程ピースが揃ってる。」 「ピース?」 「まず一つは、腕の傷。 事件前に無かった傷が今あるのは何か有ったからだ。 そして二つ目は注射器。 罪を着せるために持たせたんだろう。 三つ目は運転手が聞いた声だ。 恐らくそれは美波が殺された時の声だ。 四つ目は誰も動かなかったって事だ。 これだけで容疑者は限られてくる。 このピースをどう枠にはめるか……。」 「誰が美波を……。」 「岬に話しを聞いてみよう。 何か分かるかもしれない。」 竜之介は前の席で泣いている岬に話しかけた。 「なあ岬」「何……?😢」 「辛いかもしれないけど……お前の疑いを晴らせるかもしれないんだ。 協力してくれないか?」 「……分かった。😢」 「ありがとう……。 まず……美波を見つけた時…見たことを言ってくれ。」 「目が覚めたら…… ……私の手に注射器が持たされてて……だから私が犯人扱いされたの。」 「……それで指紋が有ったのか……。 でもお前寝てたんだろ?」 「美波が隣で倒れたのを見た後、何か手に持ってる気がして……それを見たら注射器で……。 怖くて投げたの………。」 「そう言えばさっき警察が言ってたな。」 「他に何か気付いた事とか無いか?」 「………そう言えば事件に関係無いと思ったから言わなかったけど……私のハンカチが無くなったの……。」 「いつ?」 「昨日の夜よ。」 「………なんてこった……。」 「どうしたの?竜之介」 華夜が心配そうに聞く。 「俺はとんでもねぇ勘違いしてたんだ……。」 「じゃあ分かったの?」 「その証拠は恐らくもうこのバスには無い。 でも……それさえ見つかれば恐らく犯人の指紋が出てくる。」 「じゃあ……😢」 「一つ一つの手掛かりが意外な犯人を指してる」 「分かったんだね⁉」 「……美波は犯人に罪を擦り付けられた。 ピースはピッタリはまったよ。」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加