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「へ……?」
―――ドンガラガッシャン!!!
アニメのワンシーンみたいに俺は見事に下の荷物の中に突っ込んだ。
全身に激痛が走る。でも、骨が折れてないだけよしとしよう……。
「いててて…、ついてないな…」
ため息をつきながら俺は小箱を探した。
探し物はすぐに見つかった。怪我の功名なのか、落ちた衝撃で蓋の部分が壊れ外れていた。
「ラッキー、開ける手間省けたぜ」
邪魔な梯子を片付け、俺は小箱の中身を確認した。
小箱の中には一冊の本が入っていた。
本の表紙には見たことのない文字が書かれていた。おもむろにページを捲ってみるが、古びた紙には何も書かれてない…。
「なんだこりゃ?白紙じゃねぇか」
俺は本を放り投げたが、表紙が気になり再び本を手にすると部屋に持ち帰ることにした。
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