1・始まり、それはある日突然に

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 「やばっ!もう図書館やってるよ!」  俺は急いでコンビニを出ると図書館へ駆け出した。 図書館のある建物に辿り着くと、俺は息を切らせながらドアを開けて中に入った。  その瞬間、俺は何か違和感を感じた。 何が変なのかはわからない、とにかく言いようもない不安に駆られたのだ。  「なんだよ…これ?」  突如襲ってきた不安を払うかのように奥へと進んだ。 俺の向かう先、『市立図書館』とプレートのあるドアを開けた。ゆっくりと中へ入る。 だが、図書館の中には誰も居ない……。  (どうなってるんだ?平日で時間が早いから利用者は居ないのはわかるとして……)  周囲を見回すが誰一人見当たらない。
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