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食堂に着くと もう皆揃い、朝食を食べて いました。 マリアンナは いそいそと席に 座ると目の前に並べられた 料理を静かに 食べ始めました。 食べている間も ずっと頭の中では 先程の夢の事を 考えているのでした。 マリアンナ《あの男の子は… 一体誰なんでしょう… あぁ!! 全然思い出せない…… せめて… 顔だけでも思い出せないかしら?》 トム「マリアンナ!!マリアンナ!!」 トムが自分を呼ぶ声に またもや現実に 引き戻されたマリアンナ… マリアンナ「えっ?あ… はい!!なんでしょう?お父様」 トム「はぁ…なんだじゃないぞ。どうした??具合でも 悪いのか?全然ご飯が進んでないぞ?」 マリアンナ「い…いえ。ただ 少し考え事を……」 トム「具合が悪いわけで ないなら良いが…… そうだ!!お前にまた 縁談が出てるのだが 見合いをする気はないか?」 トムのその言葉に 食堂にいた全ての者が 驚きました。
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