俺の兄は障害者。

1.幼稚園期

　
かなり前だからうろ覚えだけど、俺が幼稚園の頃の話。

俺はその頃まだ障害者というのがどういう意味かあまり知らなかった。

ただ、遊ぼうと誘っても友達のように「うんいいよ！」などの返事が返ってこないので疑問に思ったりはしていた。

その事を親父に聞いたりもした。

あ、補足しときますが今の俺は親父が大嫌いです。まぁその理由は後々この話を読んでいってもらえれば分かると思います。では続きを。

すると親父は

「あいつは普通じゃないんだよ」

と言いました。

幼いながらも俺はその言葉に少なからず疑問をいだいた。

しかし、幼稚園児だった俺はそこまで深い意味は考えず普通に生活をしていった。