猫と猫

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カノン「…で?」 黒「単純に餌で誘き出そう」 カノン「私の出番?」 黒「いや、いい。若くて可愛い子じゃなきゃ無理だ」 キッパリいい放つ、怖いもの知らずの黒。カノンは、ピシっと顔が引きつっている カノン「どう言う意味?」 黒「カノンの様な大人は、駄目だ。と、言ったんだ。」 カノン「知ってるケド、ムカつくのよね」 カノンがミケを見た。ミケは どんより した顔をしている。 ミケ「なんで俺着なきゃイケナイの?」 ビラビラして動きづらそうなミケ。歩くと外股になってる。 ミケ「これじゃ屋根の上登れねーし」 黒「他に方法は有るか?」 カノンとミケが顔をニンマリ笑った。 そして、真夜中。 事件が多発している場所を歩く。流石に噂も立ち人がいない……訳ではなかった。 ガヤガヤ ザワザワ ギャンブル ワイン 楽しげな音楽…美しい服を身に纏う若い人達 ミケ「うわぁっ楽しそうっ」 カノン「あら、いいワイン有るじゃない」 ウキウキ気分の2人 黒「気はすんだか?帰る」 黒の声に振り替える2人 カノン「黒綺麗」 ミケ「可愛い」 金髪で長めのウィッグ 長いヒラヒラのロングスカートに コルセット これまたフリルが沢山のブラウス 其処らの女より、美しく飾られた。今で5人にナンパされ、既に帰りたい黒。 この何処に、依頼元があるのか。  
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