猫と猫

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リン「君は美しいのだ。血を浴びて笑う姿…まさに、バンパイアの血を引く子…」 * 「…ゲホ…ゲホ……」 薄暗い路地裏、男数人に取り囲まれているカノン達。大柄な男が、酷い傷をおっていた。 ミケ「…」 カノン「…手伝おうか?」 無傷な2人 大柄な男「うっせぇ…俺は、一人でやれる」 カノン「ムカつく奴」 大柄な男「女2人に戦わせられるか。」 ミケ「…お前…」 大柄な男「俺の目ぇ付けてた女バッカリ狙いやがって!許せ~~~~ん!!」 周りにいた男達に殴りかかる大柄な男 カノン「そっちが本心ね」 ミケ「つまんねー!一人ぐらい寄越せよっ!ズリィ!」 カノン「黒、何処かしら?…しかし、変ね。こいつら」 ミケ「何が」 カノン「皆、美形だわ!黒には敵わないケド」 大柄な男「何ィ!俺の方が美形に決まってる!」 カノン「黙れ不細工」 ミケ「駄目じゃん!本当の事言っちゃ」 素のミケ。泣きながら戦う大柄な男 大柄な男「テメェら死ね!」 しかし、オカシイのは確か。まるで影でも相手にしている感じがする。 ミケ「黒ちゃん捜しに行ってくる」   ひょいと 屋根の上に登ったミケ カノンも行きたがっていたが、屋根の上に登れる筈もない。 カノン「ああ黒を見付けるには、こいつらが邪魔だわ。美形だから、もうちょっと見てたかったわ」  
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