猫と猫

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俺は、オカシナ猫を拾った。 ミケ「黒ちゃん」 「猫の名前か?」 ミケ「お兄さんの名前。黒いから」 溜め息をついた。俺を見てケラケラ笑うガキ ミケ「この黒猫の名前もミケなんだ」 「俺はどう、呼べばいい?」 「ミケ」 猫がニャーと鳴いた。 見掛けだけじゃなく、運動能力も猫らしい。木から降りて来た。 不快な気分で散歩を終えてすぐ 帰る俺の家は煉瓦のヨーロピアンの造り ミケ「へぇ」 キョロキョロ見ている。 ミケ「ランプ、絵に、オルゴール…あ、人形!!お菓子も発見っ!トランプ、オモチャの兵隊!…なんでも屋?」 黒「あさるな」 ミケ「ミャー!あははは!」 ふざけた様な返事をしたミケ。 ミケ「なぁなぁ!これ一回着て見たいんだけど!」 女物のビラビラした服を取り出した。 黒「似合うんじゃないか?男言葉を止めたならな」 ミケ「なんだ?うけねーの?」 黒「お前、女だろう?」 ミケ「いちょー」 黒「…なら着ても大丈夫だろう?」 「えー?」 あからさまに 嫌そうな顔をする。と突然黒猫のミケが 逃げた。 ドン!ドン!ドン!  
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