3:数センチ

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次の日 僕はいつもより早く学校へ向かった。 学校に着いてもまだ数人の人しかいなかったけど、僕は自分の席に座っていた。 すると、 「コツ……コツ…………コツ。」 と音がした。 『なんだろう?』と思って廊下を見た。 あ、あの子は……… 忘れる筈がなかった。あの時屋上にいた、あの子だ!! 僕は教室のドア越しに彼女を見ていた。すると、 『なんで2階に行くんだ?』 そう、彼女は階段を上がっていったのだ。 僕は気になって彼女の後をついていった。(これって怪しくないか?)
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