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出た瞬間に男の子らしぃ姿が目に入った。
髪型は肩より上で、簡単に言えばショート（ってそのまんまだな）だった。身長は僕より低かったが、大して低いわけではなかった。
ただ、すぐに女の子だとわかった。
……だってスカートを着てたから。
向こうはまだ気付いてないみたいだ。
僕はその子の後ろ姿を見て、何故かみとれていた。
すると、何かを感じたのかその子が振り向いた。
「？」
その子は、見たことのない表情で僕をずっと見てきた。
その顔は、男心をくすぐるような、ただ単に僕の好みの顔立ちだった。
しかし、その子が次に発した言葉にびっくりした。
「アンタ、誰や？」
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