1:誰?

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「ええっと、キミの名前は?」 と聞いてみた。 すると彼女は、 「明日になったらわかるよ♪」 と今度は普通の口調で言った。 どうやら彼女は、関西弁混じりらしい。 ケド、そんな彼女も一段とよかった。 その一言を言うと、彼女はこの屋上を後にした。 その後ぼくは、背中を太陽に向けて、フェンスに寄り掛かって彼女を思い出していた。 「『明日会える』ってどういう意味だ?」 ニヤけながら、僕は呟いた。
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