45人が本棚に入れています
本棚に追加
「ええっと、キミの名前は?」
と聞いてみた。
すると彼女は、
「明日になったらわかるよ♪」
と今度は普通の口調で言った。
どうやら彼女は、関西弁混じりらしい。
ケド、そんな彼女も一段とよかった。
その一言を言うと、彼女はこの屋上を後にした。
その後ぼくは、背中を太陽に向けて、フェンスに寄り掛かって彼女を思い出していた。
「『明日会える』ってどういう意味だ?」
ニヤけながら、僕は呟いた。
最初のコメントを投稿しよう!