1:誰?

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『まさか、彼女が僕のクラスに?』 そう思うと、胸が弾けそうだった。 仁先生が、 「じゃあ入ってきて。」 と言うと、ドアが開いた。 入ってきたのは、やはり彼女だった。 それに彼女はまだ笑っていた。相当先生のネタがウケたらしい。 「おい、泉。そんなに笑ってくれると、先生うれぴーぞ。」 今度は酒〇〇子のネタを言い出した。(って僕はいつの時代の人間だよ) それを聞いた彼女は、 「ちょっと先生笑わせないで。お腹が、お腹がぁ~(笑)」 笑いながら彼女は言うと、静まり返っていた教室が少しずつ戻っていった。やがて少しだけだが、みんなが笑っていた。 その中で、 「名前は、泉 華奈子(いずみ かなこ)言います。みんな、ヨロシク♪」 と彼女が言い終わると、先生は、 「じゃあ、席の方だが、………神名の隣だな。」 と言った。 僕は心の中で嬉しかった。 まさか、僕の隣なんて(嬉)。 彼女は指名された席にきて座った。 僕は早速彼女に聞いてみた。 「キミ、泉 華奈子って言うんだ。昨日はビックリしたよ。」 そう言うと彼女は、険しい表情で、こう言った。 「昨日何処かで会いました?」
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