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その瞬間、超時空に吹くはずのない風がオレの頬を撫でた気がした。
「もう・・・そんなにヤバいのか?」
「だからボクが止めに来たんだよ~。」
一瞬真面目になったような気がしたドラリーニョは、いつもの調子に戻っていた。
「そうか・・・一応、助けてくれたんだよな。すまなかっ「それは言わない約束だよ。・・・それに、」
「それに?」
「嫌ってほど顔に書いてある。・・・よし、じゃあ帰ろっか。22世紀に。」
それから後は、超時空特有の甲高い音だけが鳴り響いていた。
ドラリーニョが、見えない誰かとファンタジーな会話をしていた以外は。
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