俺様の勇姿を

7/7
前へ
/95ページ
次へ
「プッ・・・ハハハ!!」                             終わりがないように思われた沈黙を破ったのは、意外にも王ドラの笑い声だった。                             実際には10秒も続いてなかっただろうけど。                             「な・・・!!笑うことねぇだろ。」                                               「クク・・・!いえ、違うんです。キッドらしいな、と思いまして。無鉄砲というか何というか・・・。やっぱりあなたはあなたです。」                                      「な・・・!」                                               自然と顔が真っ赤になる。                                     「でも、事の重大さも分かってください。・・・まあ、全てが振り出しに戻ってしまった訳ですし、もう一度おさらいしましょう。今、私達はどんな状況に置かれているのか。おそらく、ドラリーニョも忘れてしまっているでしょうし・・・ね。」                                                           王ドラは話し始めた。それこそ耳が酸っぱくなるほど聞いた、オレ達が今現在抱えてる問題について。                                                                                            ていうか、またかよ。 もう何万回も聞きました。 エル・マタドーラのヤツも寝てるじゃねぇか。 まあ、ずっと寝てたんだろうけどな。 どんな神経してんだよ。                                      まあとりあえず、最初どんな文字で始まるかも知ってるぜ。                                                                          せーのッ                                                          
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

223人が本棚に入れています
本棚に追加