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「そうじゃ。あの時のことは、絶対に忘れることは無いじゃろう。なぜなら・・・。」
「目の前で次々と生徒が、まるで煙にでもなったみたいに消えた・・・だろ?何の前触れもなく。」
一体いつから起きていたのか、エル・マタドーラがマジックハンド変わりの剣で大皿のどら焼きを刺しながら口を挟んだ。
エル・マタドーラの見た目はオレ達と少し違っていて、頭には猫耳の代わりに牛の角らしきものが生えている。
今は300年くらい前のスペインで闘牛士をしているらしいが、事あるごとにシェスタ(と称する昼寝)をしてしまうのが玉に傷だ。
キザな奴で、女には何かと優しい。いわゆる「プレイボーイ」というやつなんだろう。
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