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「キッドじゃないかぁ!久しぶり!もう6年・・・になるかなぁ??」
突然のび太くんの部屋に訪ねて来たのは、ドラえもんズの一員であり、ボクの大親友の1人でもあるドラ・ザ・キッドだった。確か今は開拓時代の西部アメリカに住んでいるらしい。 射撃の腕だったら、キッドの右に出る者はいない。 重度の高所恐怖症はもう治ったのかな。
「あぁ、そうだな!急に来ちまって悪いな。」
いつだって明るいムードメーカーのキッドは満面の笑顔で答えたけど、どこか無理しているように見えた。
そして、キッドはのび太くんの部屋を一通り見渡す。
「・・・のび太は?」
「まだ学校だと思うよ。連絡がないから少し心配だけど。」
「そうか・・・。」
急に真面目な顔で聞かれたので少しドギマギしながらボクは答えた。
久しぶりに会ったけど、キッドといいのび太くんといい、今日はなんだかおかしい。
「ところでお前・・・。」
「何?」
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