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翌日日曜日、雨宅へ勝手に上がり彼の部屋へ入り大声で一言
光「どういうことか説明してよ!!」
光の追求に雨は一度長く沈黙してゆっくりと口を開く
雨「俺の家族、実は全員殺し屋なんだ。今は2人ともいないだろ。それは殺されたんだよ…。」
少し寂しそうな雨の表情
光「嘘、交通事故でしょ?あんた自分で言ってたじゃない。」
光は信じられないと言う顔をしる
雨「あれは嘘で、実は任務に失敗して2人とも…それでかわりに俺が家業を継ぐことになったんだけど依頼主は最低な野郎ばっかで…何人も罪のない人を殺しちまった。全部あいつのせいだ!!」
雨は感情が高ぶりベッドの横に配置した収納BOXを叩く
光「!?……。あ、あいつって?」
光は先程の行動に少し怯えるが震える体に力を入れ質問する
雨「殺し屋稼業の総帥だよ。だから俺はそこから足を洗って今は悪い奴を殺して生計をたててる。」
光「やめれないの?」
光は心配した口調だ
顔も不安な表情をしている
されど雨は現実を光に突き付ける
雨「一度手を汚したら二度と戻ることなんか出来ねぇよ。」
暗い表情が遠くからでも確認出来るほどに彼には悲しみや憎しみ、怒りのような負の感情が渦巻いていた
光「でも私は一生あんたの友達でいてあげるからね。」
瞳に涙を貯めた光は笑顔で答える
雨「ありがとな。」
雨にその励ましの言葉は十分に伝わった
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