日進月歩の確かさ

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眼を開けていれば 明日は来ないと思ったんだ 物理的な問題は分かってる それでも信じずにはいられなかった ああ、お月様 いつまでも金色に輝いていて ああ、植物たち いつまでも静かな吐息を だ け ど ああ、テレビの音が遠のく やっぱり常識を覆すのは難しいようだ きっとあたしはゆっくり起きあがって マグカップに出来立てのコーヒーを注ぐ
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