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キラ達は、アークエンジェルでみんなと食事をとっていた。
そこに、ステラやレイがいない事を、シンは寂しく思っていた。
ルナマリア「どーしたのよ、暗い顔して」
シン「いや、ちょっとね、この場に、レイとかハイネとかもいれば、どれだけ良かったか、なんて考えてた。」
ルナマリア「…そうね」
ムウ(…)
アスラン「俺達が言うのもなんだけど、過ぎ去ってしまったものはもう戻らない…、それは、ここにいるみんなが痛い程知っいてる、忘れろなんて言わないけど、今はこれからの為に食べておくんだ。」
ルナマリア「そうよ、シンったら、さっきから全然食べてないじゃない」
ラクス「キラも…」
キラ「うん、ごめん、美味しいんだけど…、少し風に当たって来るよ」
そう言ってキラは席を外した。
シン「俺も、風に当たって来る」
ルナマリア「シン…」
キラの姿が見えなくなると、シンも席を外した。
―――――
シン「…」
キラ「やぁ、どうしたの?」
シン「あなたはなんで、戦ってるんですか?」
キラ「理由はいっぱいあるよ、…守りたい人がいるから、争いをしたって、失うばかりで何も生まれないから、戦いたくないから」
シン「戦いたくないから戦うって、俺達、矛盾してますね。」
キラ「そうだね」
シン「前の戦争の時みたいに、ロゴスみたいな、戦争を求めてる奴等がいなければ、平和になるのかな?」
キラ「どうだろうね」
シン「でも、あなたは、戦争を求める人と対峙しても、殺そうとはしないんだろ?」
キラ「“どんな命も、生きられるのなら生きたい”でしょ?」
シン「なんでアンタは…」
シンは、涙を堪えきれず、少し涙を零した。
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