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夜…携帯がなった…見ると着信…しかも非通知…
普段迷惑な非通知…私は非通知をとらない事にしていた…
だから、この日の非通知も留守にした…
そしたら、また…非通知からかかってきた…
私は仕方なくとった…
私「もしもし?」
?「俺だけどわかる?」
私「…?」
?「…」
私「ぁ…」
彼「誕生日おめでとう」
私「ありがとう…」
彼「羽魅、死んだ」
え…?
羽魅ちゃんが…死んだ…?
暫く、声がでなかった…
しだいに…涙が溢れ出て来た…
彼は…黙ってた…
少し落ち着いた後に
彼は、羽魅ちゃんの葬儀の事や、自分の事…これからの事を話した…
私は…ただ…ぅん……としか、言えなかった…
事実…
電話を切った後からそう思った…
でも、信じたくない自分が居た…
羽魅ちゃん…
私は…一人…泣いていた…
止まることを知らない涙は
雨のように
頬を伝い
床へと流れ…
落ちて行った…
彼から、羽魅のメールみた?
と、聞かれた…
メールボックスを確認したが、メールは来ておらず…
来ていない…と言ったら
じゃ、エラーになったのかも…
後で送っとく…
そう、言っていた…
最後のメール…
羽魅ちゃんからの…
もう… 笑顔も見ることはできない…
その時、フッと感じた…
今日が、なぜこんなにも楽しくなかったのかが……
本能は感じとっていたのだろう…羽魅ちゃんが死んだことを…
だから、友達と居てもこんなにも詰まらず…過ごしていたのだろう…
暫く、自分の後悔の念を語っていた…
すると…携帯が鳴った…表示は…羽魅ちゃん…
私に最後に送ったメール…
彼が送り直してくれたメール…
ずっと…ずっと…気にもとめず聞いていた着信音…5分もあるオルゴールを聞いていた…
メールを開いて見た…
最初は明るい工夫のある、文章が飛び込んで来た…
だけど…どんどん、話は、羽魅ちゃんが謝っていく文面になって行った……
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