+PROLOGUE+

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自分の持っている裁縫の知識を全て出しながら創った。 創る行程でおかしいことがあれば、すぐにエリに指摘もした。 シキも最初は「指摘するとか生意気かな」と思ったが、エリは指摘されたことをすぐに把握して、しかもシキに感謝した。 エリは、裁縫のことはシキを信頼していたからだ。 とてもいいコンビだった。 しかし、シキがデザインで悩んでいるとき、エリがこの言葉をかけた。   エリは悪気があって言った訳でもないのに、ただ、シキを気遣って言った言葉なのに・・・。 シキは周りが目に入っていなかった。   その時だった。
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