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「ヨッシ~カツアゲ君連れてきたよ」
あ、やっぱカツアゲなんだ
「ハハッ貧弱そうなやつだな」
ピアスだらけのヤンキーが言った
ほっぺまで穴だらけだ
水漏れしそう…
俺がほっぺたに見とれてるといきなりボディブローを喰らわせられた
「グフッ」
思わずうめいてしまったが、殴られても大丈夫なよう腹筋に力を入れていたから、然程痛くなかった
「大人しく金出した方がいいよ~」
ピアス男が言った
「いや、本当意味わかんないし…ボク急いでるので、それに金なんてないし…もう帰ります」
「じゃ金置いて帰れよ」
「いや、金ないし」
「じゃ持ってる分だけでもちょうだい」
「いや、マジ金ないし…本当急いでるので…」
「じゃ金置いていけ」
「いやいや、話変わんないし、意味わかんないし」
「粘ったって意味ないよ~払うまで絶対帰さないよ~」
そう言ってヤンキー達は俺を殴りだした
俺は素早く財布から小銭を取り出しばらまいた
ヤンキー達は気を取られる
その隙に俺は逃げ出した
「あっ、逃げやがった!待てクソガキ!」
うわー…追いかけていた
てか俺カッコ悪いな……
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