死後の世界

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「階級ってのは現世と冥府を管理するあたし達、霊魂のランクのこと。ちなみにここに来たらやつは天国か地獄に逝くまで現世と冥府を守護する義務が生じる。柱は7~1まであって数が小さいほど位が高い、序列は入った順。ちなみにあんたは7柱になるから“幽霊”か“死帰人”を名乗れる。わかった?」 レアは一気にすごい早口で喋りきった 「あの質問あるんだけど…“幽霊”か“死帰人”を名乗れるって言ったよな?それってなんか意味あんの?」 「例えばあんたが“幽霊”を名乗れば現世に行っても冥府の命令に縛られない、帰らなくてもOKになる、“死帰人”は冥府の与えた任務をこなさなければいけない」 「それじゃ“死帰人”の方が不便じゃん」 「そのかわり“死帰人”は自分に合った特殊な力が手にはいる…ちなみに“幽霊”を名乗った時点で7柱から外される、自分の力だけで天国を目指さないといけない」 「じゃあ“幽霊”なんて誰もならないんじゃないか?」 「大概“幽霊”になるやつは天国を目指してない…目的は復讐とかそんな感じかな?冥府は現世の生き物をむやみに傷つけちゃいけない決まりだから“幽霊”の連中はそんな規則にも縛られないってわけ。しかも“幽霊”は生前もっとも欲しかった力が手に入る。まぁ冥府がサポートして出来る能力じゃないから使えない能力になることが多いかな?」
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