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「さて、そろそろ行かないと通夜に遅れるのじゃ」
シホは立ち上がりスタスタ歩いていった
「…もうちょと練習したかったんだけど」
小さくそう呟き、俺はさっさとシホの後を追った
白い扉に着いた
いよいよ現世に戻るのか…
「いいか?ワシから離れたくないと念じながら中へ入るのじゃ」
「なんでだ?」
「この扉は自分が行きたいところに繋がるようになっている、ワシから離れれば悪霊に襲われるぞ?」
それは大変だ
離れたくない
離れたくない
離れたくない
…なんかサブミナル?すりこまれてるような気がする…
シホは扉を開いた
中へ入っていく
俺は慌てて追いかけた
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