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体全てが何かに包まれ、どこかに移動させられていた。声の主がそうしているのであろうか?しばらくすると突然視界が開かれ、体も動くようになった。
「麻衣!!?」
なぜ俺は一番大切な子の名前を忘れていたのか。麻衣とは俺の恋人だったじゃないか。
「うるせぇな~。今日は日曜日。時計の針を少し戻した。ここは前橋康司の自宅だよ。」
俺は寝間着だった。記憶がこんがらがっている。確か俺はあの時………。
「そう、死んでいるんだよ。ただあるお節介教師によって生き返らせることになった。正確に言えばちがうんだがな。まぁ話には順序があるんだからな。ちなみに上野麻衣は自宅にいる。前橋康司より先に真実を知り、今ゲームに『奮闘中』だよ。キキキ。さて、じゃあ全てを話そうか。」
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