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薙野先輩が倒れた賀川先輩に駆け寄る。
男が溜め息をつき、
男「ルールは守れっつったんになぁ………たった今、賀川恵里佳の心は壊された。」
薙野「ちくしょう…!!よくも恵里佳を!!この野郎!!」
薙野先輩が男の襟首を掴む。
男は冷静な顔をして
「俺にはどうする事もできないのさ。君達が唯一出来る事は鬼ごっこで生き残る事だ。」
あいかわらず先輩は男をにらみつけて襟首を握っている。
私は先輩の手首を掴み、
「先輩…この人を恨んでも何もありません……このゲームで生き残って…オーナーに…復讐しましょう……」
私は真っ直ぐ先輩を見る。
先輩はようやく襟首を離し、男を見る。
薙野「えぇやろ…この勝負うけたるわ。勝ち残って…恵里佳の仇をとる!!!」
男はニヤッと笑い、
男「決意が固まったようだな。それでは1時間後、裏切り鬼ごっこをスタートする。校庭に集合だ。」
会議室から男が去る。
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