15人が本棚に入れています
本棚に追加
体育館に着くとすでに3年の先輩が練習をしていた。
3年は今年で引退だからいつも以上に真剣に取り組んでいる。
「お前もあんだけマジメだったらなぁ~」
満月がボーっと先輩の練習をみていると
敬多が肩に手をのせ、まるで小さな子供の面倒をみているような目で言ってくる。
俺はこんな敬多があまり好きではなかった。
敬多は
中学の頃から親友って呼べる位すごく仲良のよい友達だった。
容姿もかっこぃいし、女子からは何回も告白されていて…。
それに比べ俺は特別かっこよくなぃし、頭もよくない。
何よりモテなかった。
だから正直敬多が羨ましくて
時々むかついて八つ当たりした時もあった。
最初のコメントを投稿しよう!