~日記~

4/30
前へ
/60ページ
次へ
体育館に着くとすでに3年の先輩が練習をしていた。 3年は今年で引退だからいつも以上に真剣に取り組んでいる。 「お前もあんだけマジメだったらなぁ~」 満月がボーっと先輩の練習をみていると 敬多が肩に手をのせ、まるで小さな子供の面倒をみているような目で言ってくる。 俺はこんな敬多があまり好きではなかった。 敬多は 中学の頃から親友って呼べる位すごく仲良のよい友達だった。 容姿もかっこぃいし、女子からは何回も告白されていて…。 それに比べ俺は特別かっこよくなぃし、頭もよくない。 何よりモテなかった。 だから正直敬多が羨ましくて 時々むかついて八つ当たりした時もあった。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加