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『今日は本当に楽しかった。呼んでくれてありがとう。』
『こちらこそ。あんなに感動したのは初めてだよ。ありがとうハル。』
ストリートライブを終えた僕等は、もう片付けをして帰るところだった。
すると、ハルがいきなり黙ったかと思うと、急に口を開いてこう言った。
『・・・あたし決めた!武、これからあたしと一緒に組んで、いろ~んなとこに行って、いろ~んな人に出逢って、そんであたしたちの想いや気持ちを歌にして伝えようよ!思ったんだけどあたしと武ってけっこう似たもの同士だし、きっと良いパートナーになれる!あたしたちなら絶対できるって!』
『ハル…すごいよ!うん、それだ。そうしよう。俺たちなら絶対できるよ。やろう。ほんの少しだっていいさ。世界を変えるんだ!』
『うん、ありがとう武~!!頑張ろうね。』
僕の気持ちはしっかりとハルに伝わったらしい…。
そして僕らは約束した。
誰に縛られることもない僕たちだけの誓い。
そしてその契りを結ぶかのように、僕らはぎゅっと抱き合った。
決意や信念を胸に抱いて。
時に愛情も少しのぞかせながら…
僕たちは、
二人二脚で、歩きだした…。
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