新たなる旅立ち

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そして下校時刻。 『さぁみなさん、あたしたちハルタケのライブにようこそ。』 『今日は存分に楽しんでいってくれ!』 なんだなんだ? おーい!武がまたなんかアホなことやってるぞぉ! ハハハ!やれやれ~どんどんやれ~! あれ春美じゃない?なにあの2人できてんの!? まぁそれなりに僕らのウケは良かった。 あんまり関係ない声も聞こえたけど…。 それでもみんなちゃんと聞いてくれていたからまぁいいか。 『ありがとうみんな。次はこの曲をみんなに捧げるよ。』 イェーイ!イケイケ~! 武~カッコいいぞぉ! ハル~いいよぉサイコー! 僕が伴奏をやってハルが歌う。それに合わせて僕も歌う。 それが僕たちのスタイルだった。 どれが欠けてもダメだった。 それらが全部一つになって僕たちの歌はできていたんだ…。 僕とハルはお互いもう離れられない存在になっていた。 別に求めてるわけではない。 一緒にいることが当たり前、そんな存在になっていたんだ。 そして、これがずっと続くようにと、僕は願った。
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