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母やすでに母の腹の中にいた僕のために、夢を捨てざるを得なかったんだ。
父は大事なものの為に、大事なものを捨てたのだ。
父も苦悩の末の決断だったのだと思う。
だから父は、僕にそんな自分のようになって欲しくないという気持ちから、僕に夢を追う余裕を与えてくれているのだろう。
僕はそんな親父が大好きだった。
それにすごく感謝している。
そして僕は親父を誇りに思っているんだ。
『なぁ、親父。新しいギター買ってくれよ。』
『アホぬかせクソガキ。そんなもん自分で働いて買え。』
そんな父も
けっこうケチだった…。
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