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土曜日の夜、仁の家に集まった四人はドライブの予定を打ち合わせるとすぐ出発した。
にぎやかにしゃべっているうちに、一時間程で「幽霊トンネル」に着いた。
仁はトンネルの中程に車を止めると、エンジンを切った。
ところが、いざとなると気持ち悪いと見え、仁の手が震えている。
祐介にせかされて、クラクションに手をかけた。
「プー プー プー」
三回目が鳴り終わったとたんにトンネルじゅうの電気が消え、真っ暗になった。
ライトをつけようとしたが、何故かつかない。
パニックになった4人は喚き散らした。
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