第二話

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今日は学校生活一日目。 先生いわく、今日はクラス内で、自己紹介ゲームなるものをするらしい。 ルールは簡単で、あらかじめ先生が紙に書いた特徴の人を自分なりに探して、その人の名前を聞いてその特徴の所にその聞いた人の名前を書きこむと言うゲームだった。 と言っても、人間関係が苦手な俺に、上手く人に話しかける事が出来る筈も、無く…ただウロウロしてるだけだった。 「ねぇあなた名前なんて言うの?」 そんな俺に一人の女子が話しかけて来た。 「え……俺?」 「うん。😃」 「黒川浩二…。」 「私、門村由衣😃 よろしくね😃」 そう言って、門村は、俺の名前を面白そうな人の所に書いた。 「失礼な😒」 俺はその時初めて……門村と出会った。偶然では有るが、俺達はこうして運命で知り合った。 それは俺にとって中学で初めて出来た友達だった…。
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