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『っ‼…ぐぉぉお‼‼』
宙を5回転半し、ズサァァァ💨💥と、投げ飛ばされた人形の様に幸村は落ちた。
『ぅ…うぅ…。お、お館様、いったい…』
戸惑う幸村。
その幸村を見下ろし、彼は告げる。
『幸村ぁ‼』
『は、はっ‼お館様‼』
『儂は明日より“Gakkou”にて“KOUCHOU”に仕えることになった‼』
『…❗そ、それはおめでとうございますお館様ぁ‼み、見事宿願を果たしましたな‼』
祝いの言葉を述べた幸村は、また不可解な現象にあう。
―ゴッ💥‼
宙を今度は七回転半し、頭から落ちる。
『ぐっ…ぉ、ぉお』
地に伏し、なんとか目線を向ける。
視線の先に仁王立ちするのは、お館様こと、《甲斐の虎》武田信玄である。
『幸村、儂はお主に頼みごとがあるのだ』
『たっ、頼みごと⁉』
『それはな…』
『はっ‼この幸村、お館様の御勅命、しかとかしこまりましてござりまする‼』
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