優しさの裏側

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K子という眼鏡の女の子。 彼女は鼻糞をかっぽじってパクリが趣味でした。   男子から「きたねー」「ばい菌」などと言われていました。   ある日、そんなK子に天使が舞い降りてきました。 「そんな事言ったら可愛そうだよ!」 平山さんでした。彼女はやさしいお嬢様タイプで正義感も強くみんなに好かれていました。 私も大好きでした。 いじめ仲裁で、より一層みんなの信頼を得て学級委員にもなりました。   私は平山さんを尊敬していました。 体育でK子とペアを組んだ後、過剰なまでに手を洗う姿を目撃するまでは。
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