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男はお婆さんを見つけると、少し何かを考え、意を決したようにお婆さんに近づいてきました。
お婆さんは近づいてくる男に気付き、その見た目に震え上がりました。
その時、お爺さんはというと・・・。
SM女王
「オラオラァ!もっといい声で鳴くんだよ!クソジジィ!」
ポタポタ(蝋燭が垂れる音)
お爺さん
「!!あちちちちちちぃ!!何故わしはこんな目にあっとるんじゃ~!!」
SM女王
「人間の言葉を話してんじゃねーよ!ジジィ!」
さらに蝋燭をポタポタ
お爺さん
「あ゛ぢぢぢぢぢぢぢぃ!!お助けー!!」
お爺さんはとても熱そうでした。
近づいてきた男がまずお婆さんに言ったのはこの一言でした。
男
「お婆さん、大丈夫?この大きな桃、お婆さんの家まで運んであげるよ」
お婆さんは耳を疑いました。
男は大きな桃を軽々と持ち上げると、お婆さんに言いました。
男
「お婆さん?帰るんだろ?あ、もしかして洗濯するところでしたか?」
お婆さん
「いえ、そうじゃありませんよ。帰るところでした」
男
「じゃあ早く行きましょう?」
お婆さん
「そうですね」
お婆さんはさっきまで怖がっていたのが人として恥ずかしいことだと思いました。
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