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確かに見た目は柄の悪そうな男でしたが、内面は優しい好青年だったのです。
見た目にばかりとらわれて、内面も柄の悪いものだと思っていたのです。
お婆さんは心に罪悪感が残りました。
一方その頃、お爺さんは
SM女王
「ふぅ。今日はこの辺にしといてあげるわ。さっさと失せな!!ジジィ!!」
お爺さん
「ひぃぃいぃいいーーーーー!!」
こうしてお爺さんは山から降りました。
お婆さんと男は、お婆さんの家に着きました。
男は大きな桃を縁側に置きます。
お婆さん
「待ちなされ。お礼といってはなんじゃが、お茶でも飲んでいかんかね?」
男
「残念ですが、俺も用事がありますから・・・・・では失礼します」
男は頭を下げ、走って帰っていきました。
お婆さん
「気をつけて帰るだよ~!」
お婆さんは出来る限り大きな声で言いました。
男は振り向きませんでしたが、左手を振っていました。
それから数分後、お爺さんが帰ってきました。
お爺さん
「帰ったど~」
お婆さん
「お爺さん、おかえり」
お爺さんは縁側にある大きな桃を見て驚きました。
お爺さん
「なんじゃ~!?この大きな桃は!?」
お婆さんは今までの出来事を包み隠さず話しました。
お爺さん
「そげなことがあったと~?」
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