第二弾 浦島太郎

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少年A 「くっ!このおっさん強いぞ!」 少年B 「四対一なのになんで!」 少年C 「このままじゃ殺られる!」 少年D 「亀いじめてたくらいで命を落としたくねぇよ!みんな!逃げるぞ!」 少年Dの言葉に同意した他の子ども達はすたこらさっさと逃げていきました。 浦島太郎 「ふっ、他愛ない。所詮は子どもだな」 浦島は妙に勝ち誇ってました。 亀 「助けて頂いて有難うございます」 亀が浦島に言いました。 浦島太郎 「・・・・・・・・・・・・」 亀 「お礼に今から竜宮城に」 浦島太郎 「か」 亀 「はい?」 浦島は奮えながら亀を指さして叫びました。 浦島太郎 「亀が喋ったー!!」 亀 「え?」 浦島は今日釣った鮫を抱えて走り去りました。 浜辺には亀が一匹いて、呆然としていました。 家に帰った浦島は早速そのことをおっかぁに話しました。 浦島太郎 「ほんとなんだべ!亀が!亀が人間の言葉さ喋ってたんだよ!」 おっかぁ 「は?頭大丈夫?亀が喋るわけないだろぃ?」 浦島の言葉をおっかぁは信じてくれませんでした。 おっかぁ 「何か悪いもんでも食ったんでねぇか?」 浦島太郎 「悪いもんなんて食ってねぇだよ!ほんとのことだっぺ!」 浦島は鮫を捌きながら反論しました。
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