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「後は、この前の二人組の分ですが…‥ タクさん持って行ってくれますか?」 深津先生が、タクさんに渡そうとした紙を横から陽介さんが奪い取った。 「俺が行って来ます。」 陽介さんは、最近何かあの二人に執着している様な所が有る。 練習内容も、動きもよりスピードを意識した物に変わって来ている。 以前の陽介さんは、速さの中でも一撃を狙う所が有った。 しかし、今は相手をスピードで押し切るような組手をする。
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