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ラウ「ちぃ。」
シグーはブーストを吹かして後進しながらミサイルをバルカンで全て撃ち落とす。
だが外れたミサイルがコロニーの柱に当たる。
キラ「じょっ冗談じゃない。」
キラはストライクに装備されたビーム兵器〔高出力粒子砲・アグニ〕を構える。
マリュー「待って!それは。」
マリューの制止の声も聞こえず、アグニを放つ。
アグニはシグーの腕を掠め、損傷させたがコロニーの外壁をも貫いた。
ラウ「MSにあれほどの火力を持たせるとは。」
シグーはコロニーの外壁にできた穴から脱出した。
それから数分後...。
ストライクに乗ったキラは戦艦アークエンジェルの側に着陸し、ストライクから降りた。
アークエンジェルのクルーらしき連合軍兵士達は驚きを隠せなかった。
???「おいおい、何だってんだ?まだ子供じゃねぇか。こいつがあれに乗ってたってのかよ。」
整備士らしき服装の男が言い放つ。
すると後ろからさっきまで戦闘機に乗っていたムウ・ラ・フラガがが戦闘機から降り、キラに向かって歩いて来た。
ムウ「こいつぁ驚いたな、君がこのMSを動かしていたのか?」
キラの側にまで歩いて来て続けて口を開く。
ムウ「君、コーディネーターだね?」
その場の連合軍兵士達みんなに動揺が走る。
中にはキラに向かって手にした銃をつきつけてくる者もいる。
トール「何だよ、お前らさっきの見てなかったのかよ、キラはコーディネーターでも敵じゃねぇよ。」
トールがキラを守る様に立ちはだかる。
マリュー「銃を下ろしなさい。」
ナタル「し、しかしラミアス大尉。」
マリュー「彼は敵ではありません、先程もジン一機の撃退に成功しています。」
ナタル「ジンを一機?」
マリュー「それにコーディネーターがいるからって驚くことでもないわ。戦争に巻き込まれないためにこの中立のヘリオポリスに移り住んだコーディネーターは沢山いるのだから、そうでしょ、キラ君?」
キラ「はい、僕は一世代目のコーディネーターですから。」
連合軍兵士A「一世代目?」
ムウ「両親はナチュラルってことか。いや、悪いね、こんな風にするつもりはなかったんだ、ただ確認しときたくてね。」
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