6機目の機体、その名は「スウォード」

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同時刻、戦艦ベサリウスにて。 アスランは無言でキーボードを叩き、OSの書き換えをしていた。 すると向かいのコンピューターに異常を知らせるアラームが鳴る。 アスラン「すまない、ついそっちまでイジってしまった。」 整備士A「いえ、気にしないでください。それよりこっちも終わったので確認してみてください。」 アスラン「ああ、ありがとう。しかし、よくこんなOSで。」 その時アナウンスが流れる。 「クルーゼ隊長機が帰還した。機体を損傷している模様、整備班は準備を。」 そのすぐ後、腕を無くしたシグーが格納庫へと入って来た。 整備士B「隊長機が腕を‼」 それから数分後、アスラン、ミゲル、他3人とラウ、アデスで作戦会議が行われた。 ストライクの戦闘データを全員で見ていた。 ラウ「いや、ミゲルがこの戦闘データを持って帰ってくれて助かったよ。でなければナチュラル相手に腕を損傷した私は笑い者になるところだった。」 ラウ「このデータを見て分かるように、途中から格段に機動性能が上がっている。奪取したMSのOSは全て酷いものだった。それは君達もよく知っているだろう。」 アスラン、ミゲル他三人はうなずく。 ラウ「それなのに何故この機体だけこんな動きができるのか、それはわからない。だが一つだけわかっていることがある。それはあのような脅威をこのまま見過ごすわけにはいかないということだ。D装備の許可を出した、準備ができ次第すぐに出撃してくれ。」 ミゲル他三人「ハッ‼」 ミゲル達はその部屋から去った。 アスラン「アデス艦長、自分も出撃させてください。」 アデス「ん?」 ラウ「君は機体がないだろう。それに君はMSの奪取という重大任務を既に果たしてくれている。」 アデス「そうだぞ、アスラン。今回は譲れ。ミゲル達の悔しさもお前とひけはとらん。」 別室にて イザーク「D装備だってさ、要塞攻略戦でもやるつもりなのかね?クルーゼ隊長は。」 ディアッカ「さてね。」 ニコル「でもそんなことをしたらヘリオポリスは ...。」 イザーク「自業自得だ!中立だなんて言っておいてさ。」
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