第2章 [問題児]

6/9
前へ
/194ページ
次へ
そんなある日私はいつものように予備校にいき クタクタになって家に帰るとき 春日君を見つけた 話した事もないのに クラスが今まで同じになった事もなかったのに 春日君が 「ぁ。真鍋さん」 と私に気づいて言ってきた 何々… お金なんかないわよ!! それとも何??殴られるの…?? そんな無駄な妄想をしていた 「俺わかんないか」 予想外の問い掛けに少し戸惑った 「春日君でしょ??」 「わかったんだ」 「隣だもん。来てないけど春日君…ねぇ学校になんでこないの??」 あ 面倒とかに決まってるよね 何聞いてんだろ… 「俺の母親今入院してて、一緒にいてやりたいんだ…それに心配だから学校さぼってお見舞いいってんだ」 意外な答えだった
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1117人が本棚に入れています
本棚に追加