バスケやろうぜ!!

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「俺と一緒にバスケやろうぜ!!」 バスケ部がないなら人を集めてつくろうと考えた春人は1年のクラスを回って部員募集を始めた。しかし、既に部活に入っている人ばかりで、入ってくれたのは二人だけ。 バスケ部(仮)に入部したのは高田遼という背が高くてヒョロヒョロした奴と細川武という元美術部の太った奴。 (こんなメンバーでバスケ出来るのかなぁ・・)そう思う春人だった。 春人は入部した二人を集めた。 「なんでお前らはバスケ部に入ったんだ?」と春人が聞くと、 「お、女の子にモテたいから・・・」と細川が答えた。高田は少し考えていたが、 「この背の高さを活かしたいから」と答えた。 高田はともかく、細川はバスケがやりたいわけじゃないのかと少し悲しくなった春人だが、 (せっかく入ると言ってるんだからありがたく入って貰おう)と思った。
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