55人が本棚に入れています
本棚に追加
一夜明け普段の日常に戻る
君が隣にいたのは夢かななんて思う
でも君に貰ったお茶を見ただけで胸が締め付けられる
「このお茶は一生開けない…」独り言呟きながら、なんだか切なくて笑う
君との会話を何度も思い出す
他愛ない会話の中に、心に引っ掛かる君の言葉がいくつもあった
「今の仕事楽しい?」
何でだろ…普通の会話なのに何故か君が寂しそうな感じがして、一瞬言葉に詰まった
うん…まぁ楽しいよ!チラリと君を見ながら答える
「そっかぁ…楽しいなら良い事だね」
やっぱり何故か寂しそう…
横走ってるバイクを見て、私がバイクに乗った事ないから乗ってみたいなって言ったら、
「地元から持って来ようか?誰かに引っ張って来させなきゃ…んートラックかな?」
真剣に悩んでくれて嬉しかった
嬉しすぎてニヤニヤしながら、楽しみだなぁーって呟いてたら
「てか、今度一緒に地元行ってみる?」
何故か自信なさげに聞いてくる君
私の心臓は張り裂けそうな位喜びと切なさに支配される
楽しそう!行きたい!って努めて明るく返す…
「本当?じゃぁ今度一緒に帰ろう!絶対楽しいと思うからさ!」
そんなに喜んでくれるんだね
私も行きたいよ…けど絶対行けないんだ
私最低だよ…
最初のコメントを投稿しよう!