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秀吉『お、主役のご到着だぜ!』
タバコをふかしながら後ろを振り向くと、フラフラと光るライトがこちらへ向かってくる。
『彼』はカゴのついた黒いママチャリで現れた。
秀吉『おせぇよ。めっちゃ待ったっつーの!』
正幸『ごめんごめん!母さんがまだ起きてたからさ…』
『田中 正幸(たなか まさゆき)』16歳。二年。高校から一緒のクラスになったのだが、真面目そうな正幸とは挨拶もろくにした記憶が無かった。
そんな正幸がある日、俺達にこう話しかけてきた。
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