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ここは田中君の口内…
田中君といってもマー君がいた田中満君ではない。
その父、田中国雄である。
『生まれたぁ～！遂に生まれたぞぉ！』
一人の歯が叫ぶ。
『それで名は…？』
『…ミー君…』
母がそういった。
『おい！もう一人うまれたぞ！』
『何！？お告げではキシリトールの戦士は一人のはず！』
『名は…ハァにします…』
もう一人の母がそういった。
『なんと…！二人もキシリトールの戦士が生まれるとわ…ありがたや…ありがたや…』
かくして、キシリトールの戦士ミー君とハァは生まれた。
彼等はこれから修業の日に追いやられることになる…
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