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澪…がいる
私は澪に抱き付いた
「どうしたの空?」
『ゅ…結稀が…』
「え?結稀がどうしたの」
『野球出来ない体に
なっちゃったんだって…』
「え?…何があ…」
あれ?澪…の声が
顔が闇に変わって
いくよ
私意識ないのかな…
体が軽いよ
(ん…)
独特の薬の匂い
私は気がついた
「空!!!大丈夫??」
『私どうしちゃったの』
「泣きながら倒れちゃうんだもんびっくりしたよ」
『あ…そうか』
結稀遥…
「結稀には会っちゃ駄目…」
『え?』
「空、結稀のこと
やっぱ好きなんでしょ
今の結稀は
1番苦しいと思うよ」
『…』
「野球がしたいのに
出来ないんだもん」
「だから空は
結稀の分も頑張らなきゃ野球部で」
『うん』
わかってるよ
彼が
1番辛いこと
悲しいこと
悔しいこと
私に会ったところで
どうにもならない事位
来年会えないのかな
甲子園…
出なくても
彼が来たら
そのときは
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