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(甲子園…)
夏の暑い中
私は学校の行事で
強制的に
此処に来た
応援団長が声を枯らし
吹奏楽部はただひたすら
楽器を吹き続けて…
『早く帰ってアイス食べたいよお-…』
宮崎 空
「あんた今来たばっかでしょ?お茶ばっか飲んでないで
応援!しなさいよ」
こいつは親友の
井藤 澪
『暑いからさ』
「野球部頑張ってるじゃない?!あんたより暑いし、あれでも緊張するのよ」
緊張?
何で?
『ヘラヘラ石垣先輩なんて笑ってんじゃん』
「無理して盛り上げてんだよ…みんな自分との戦いなんだよ
必死で頑張ってる」
澪は野球好きらしく
ルールとか
理解している。
それに引き換え私は
ルール1つわからない
何処が3塁?
ストライク?
はッ??
と、この程度の
野球理解。
私はその後
お茶をまた飲み始める…
[カッキーン!!!]
(ん?)
何今の金属音
「空!!!ホームラン打たれたッ!!!」
『…ホームランって凄いよね???』
「絶望だな…うちら」
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